お次はたいき君の「かざぐるま」。
彼はピアノを弾くのが嫌になった時期があります。お母さんから「もうやめた方がいいですか?」と相談されたことも。音楽を嫌いにはなってほしくなかったので、「色々、方法を考えるのでもう少しだけ様子を見ましょう」と提案しました。彼はピアノを弾くよりも、楽譜を書く方に興味を持ったので、ピアノは弾かずにひたすら、楽譜を書くということをレッスンでしていました。そうこうしていると、ある日突然、「ピアノが弾きたい」と自ら言いだし、発表会にも出ることになりました。
楽譜を書く練習をひたすらしていたのがよかったのか、譜読みもすらすら、両手でもすらすら弾けるようになりました。
発表会を終えて②
<第一部>最初に演奏してくれたのはももちゃん。
私が編曲した「きらきら星」を演奏しました。
恥ずかしがり屋で、レッスンの時でさえ、「間違えるのを先生に聴かれたくない」となかなか弾いてくれませんでした。習い始めて半年くらいでやっと、ピアノを弾くようになりました。
発表会の曲決めの時に、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」を聴かせたら、「これがいい!」の一点張り。「先生が簡単なの作って来たよ」と、私が作って来た曲を聴かせたら、「もっとキラキラした曲にして!」とか「もっとタリラリ(16分音符)いっぱい入れて!」などとダメ出しを2~3回いただき、なんとか納得する編曲をして演奏することとなりました。当日はリハーサルの時にすでに緊張していましたが、上手に弾くことができました。 終わったらお母さんのところでハグ。
よく頑張りました。